楽天ポイントで投資信託の買い付けができるようになった!
いよいよこの2017年8月26日から楽天証券で、楽天ポイント・楽天スーパーポイントを使って投資信託の買付ができるサービスがはじまりました。
今回は実際にポイントでの買付を試してみます!
ポイントでの買付はこんな人におすすめ
さっそくですが、楽天ポイントでの買付に向いていると思われる人・シチュエーションを3つあげます。
- 投資の初心者・未経験者がお試しで買ってみる
- とにかくリスクを小さくしたいひと
- 楽天ポイントが少し余っていて良い使いみちがない
1. 投資の初心者・未経験者がお試しで買ってみる
何と言っても最大の特徴はもちろん、現金でなくポイントで買うということ。
「現金の投資は怖い」という初心者や投資未経験者も、ポイントでの購入となれば心理的にハードルがずいぶん下がるのではないでしょうか。
楽天ポイントを何十万ポイントも貯めているひとは少ないでしょう。
そのような富裕層の方は別にして、おそらく多くのひとは月に数ポイント〜数百ポイントですよね。
1ポイント=1円ですので、数百ポイント分の投資信託を毎月買付可能と言うことになります。
(楽天証券では100ポイント(円)から買付可能です)
投資信託の買付は商品や証券会社によりますが、1万円〜というケースもあります。
初心者にとって万単位の投資というのはかなり不安を感じるのではないでしょうか。
100円から小さく始められる、しかも現金でなく楽天ポイントで買えるというのは初心者にとって大きなメリットです。
まずは100円、数百円から初めて、慣れてきたら現金での買付に挑戦してみるというのもいいのではないでしょうか。
また損益がマイナスになった場合、初心者だと
「もう少し待てば回復するかも」
などと思ってマイナスが膨らんでしまうということが多々あります。
いわゆる「損切り」ができないんですね。
心理的な面での損切りのしやすさ(やめやすさ)も楽天ポイントでの買付はメリットとなるでしょう。
2. 少しでもリスクを小さくしたいひと
まあリスクを小さくしたいのは誰でも同じですが、「とにかくすこしでも」というひとにもオススメです。
もちろん商品自体の価額の変動等のリスクは現金で買おうが、楽天ポイントで買おうが変りません。
単純に、購入時に現金が減らない(※)、身銭を切っていないという意味でのリスク軽減です。
※ ポイントだけでも、ポイント+現金でも買付できます。
身銭を切らないからこそ商品自体のリスクを取れるという面もありますね。
たとえば、現金買付では躊躇してしまうようなリスクが高めの商品を少額(少ポイント)買付してみるとか。
投資は
- ハイリスク、ハイリターン
- ローリスク、リーリターン
しかあり得ません。
そのハイリスクをある面で軽減できる画期的なサービスと言えるかもしれません。
(繰り返しますが、商品自体のリスクが下がるわけではありません)
3. 楽天ポイントが少し余っていて良い使いみちがない
数百円前後の楽天ポイントがあるけど、欲しい商品がない。
ということは意外とよくあります。
そんなとき、大して欲しくもない商品で楽天ポイントを消費するくらいなら、これからは投資信託を買い付けるという魅力的な選択肢ができました。
わたしも余った楽天ポイントは積極的に投資信託の買付に回そうと思っています。
楽天証券で実際に買い付けしてみました
試しに、2銘柄を200ポイント(円)ずつ買付してみました。
- <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド
- eMAXIS 先進国株式インデックス
楽天証券のサイトで銘柄(商品)を探して、「通常注文」ボタンから買付けます。
目論見書などをきちんと読み、理解し納得できたら買付へ進みます。
100円(100ポイント)から1円単位で買えます
画像(矢印部分)でもわかるように、買付は100円から1円単位で指定できます。
金額指定でポイントを選ぶだけ
そしていよいよ楽天ポイントの使用です。
赤枠のところで、
- 楽天ポイントを使うかどうか
- 使う場合はどれだけ使うのかを指定します。
今回は200円分、200ポイントを使って買い付けしてみます。
注文内容の確認画面で
受渡代金概算額:200円
内)ポイント利用:200ポイント(円)
と表示されています。
あとは「注文」ボタンを押すだけ。
本当に楽天ポイントだけで投資信託の買付ができちゃいました!
やりかたも簡単で面倒な手続きや操作はありませんでした。
通常の楽天での買い物でポイントを使うときと同じような手順ですね。
このとおり、一円も払っていません。
感想
- めんどうな手続きはなく、簡単にポイントを使える
- 低額(100円)から購入できてうれしい
- 1円単位なので楽天ポイントを使い切りやすい
さてこれからこの400円(ポイント)分の投資信託、どんな値動きをするか楽しみにしたいと思います。
積立やジュニアNISA口座は対象外
便利でおトクなこのサービスですが、残念ながら積立やジュニアNISA口座では楽天ポイントでの買付ができません。
積立による中長期での資産形成を目指す当ブログとしては残念ですが、今後積立にも対応されるのを期待して待ちます。
ポイントは決まった額が貯まるわけではないので、積立のような毎月支払いの商品との相性は一見悪そうです。
しかし、たとえば楽天モバイルでは月々の支払いにポイントを利用できます。
楽天証券での対応を期待しつつ、当面はポイントがある程度余るたびに買い付けしていこうと思います。
手順も簡単ですし。
おわりに
これまではポイントと引き換えに商品(モノ・サービス)が入手できました。
投資信託も同様に「商品」ですので「買える(交換できる)ものの種類が増えた」だけとも言えますが、それが金融商品である、つまり「ポイントで投資できる」、「楽天ポイントがいつか何倍にも増えるかもしれない」というのはとても魅力的ですね。

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